ホメオパシーとは、ホメオパシー創始者のサミュエル・ハーネマンが作った「似たものが似たものを治す」というギリシャ語を語源とした造語です。これは、健康な人に影響を及ぼす物質がそれと似たような症状を持っている人に対して、元の健康な状態へ導く力を持つという意味です。例えば、花粉症の涙や鼻水は、玉ねぎのみじん切りをした時の症状と似ているため、赤玉ねぎから作ったレメディーを使います。
ホメオパシーはドイツで始まり、200年以上に渡り世界80カ国で使われている安全で優しい自然療法です。
私たちの心や体の調和を指揮しているものをホメオパシーではヴァイタル・フォース(生命力)と呼びます。心身の調和が乱れた時に私たちは不調を感じます。ホメオパシーでは、身体症状だけでなく、心理的な症状も含めた全体の症状からその人に最も適したレメディーを選び、それを摂取することにより、心身ともにバランスがとれた状態へと導くことで健康を取り戻すことができると考えられています。
レメディーとは「元の健康な状態に戻すもの」という意味。ホメオパシーでは自然界に存在する植物、動物、鉱物などのエッセンスを薄めたものをレメディーと呼び、それを砂糖玉に染みこませたものが使われます。赤ちゃんからお年寄りまで、さらに妊婦さんでも安全に安心してお使いいただけます。
風邪や怪我などの急性症状ではレメディーを日々の健康管理に役立てることができますが、慢性症状や選んだレメディーで改善が見られない時はホメオパスや医療機関へご相談ください。レメディーの基本セットと使い方の書かれた本を持っておくと、いざという時に役立ち安心です。
症状に合うレメディーを選び、その一粒を手に触れないように口の中に入れ、舌下において溶かします。ひとつとったら様子を見て改善が見られればそれ以上は必要ありません。また同じ症状が戻ってきた場合は同じレメディーを再度摂取します。できるだけ少ない数と種類のレメディーで対応するのがホメオパシーの特徴です。
レメディー使用上の注意
レメディーは繊細なものなので、コーヒーやミント、カンファー、ティートゥリーなど強い香りのするものや電磁波の強いものとの併用や保管を避けるようにしてください。